WordPressの保守は自分でできる?任せるかの判断基準と、自社でやる作業

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WordPressの保守は自分でできる?任せるかの判断基準と、自社でやる作業

WordPressの保守は、自社でもできます。条件は3つ。更新の前にバックアップを取れること、不具合が出たら元に戻す手順を試してあること、毎月続けられる担当者がいることです。1つでも欠けるなら、保守会社に任せることを考えてください。

「自分でできる作業」を並べた記事は多いのですが、迷うのは作業の中身より、続けられるかどうかです。ここでは、保守でやる作業を頻度つきで整理したうえで、自社でやるか任せるかを決めるためのチェックリストと、任せた場合に何をしてもらえるかを、WordPressの保守サービスを提供している立場から紹介します。

WordPressの保守は自分でできる?向いている会社の条件

自社での保守が向いているのは、次の3つがそろっている会社です。

  • 更新の前に、サイト全体のバックアップを取れる
  • バックアップから元に戻す手順を、一度試したことがある
  • 毎月決まった日に、作業の時間(目安は30分〜1時間。サイトの大きさで増えます)を取れる担当者がいる

1つでも欠けるなら、任せることを考える段階です。3つともそろっていれば、後半の判断チェックリストで、もう一段確かめてください。

私たちは、保守が止まる原因は作業の難しさより、続ける仕組みがないことだと考えています。気づいたら半年更新していなかった、という止まり方です。

保守でやる作業と、頻度の目安

保守の作業は、毎月やること、随時やること、年に1回見直すことに分けると、抜けがなくなります。

頻度作業
毎月本体・テーマ・プラグインの更新
毎月更新前のバックアップと、更新後の表示確認
毎月管理者アカウントと、使っていないプラグインの整理
随時問い合わせフォームが届くかの確認
年1回PHPのバージョンとサーバーの契約の見直し(重大な脆弱性の発表時は随時)

本体の小さな更新とセキュリティの更新は、WordPress 3.7以降、多くのサイトで自動で行われます。WordPress公式の説明では、大きな機能の更新は自動ではなく、管理画面で「今すぐ更新」を押す必要があります。自動で更新される範囲と、自分で押す範囲。この2つを分けて把握しておけば、更新の漏れに気づけます。

PHPも見落とされがちです。WordPress公式は、PHP 8.3以上を推奨環境としています。古い環境向けの補足として、PHP 7.4以上でも動作するとしつつ、その古いバージョンは公式のサポートが終わっていて、脆弱性にさらされうると説明しています。2026年10月21〜22日には、PHPに見つかった脆弱性をきっかけに、官公庁や企業がWebサイトやサービスを相次いで一時停止しました。自社のサイトで何を確かめるかは、PHPの脆弱性、自社サイトは大丈夫?にまとめています。

自分でやるときの進め方

自社でやるなら、毎月の作業を次の順番で固定します。この順番を毎回変えずに続けると、抜けが出にくくなります。

  1. サイト全体(ファイルとデータベース)のバックアップを取る
  2. プラグインとテーマの更新内容を読み、大きな変更がないか確かめる
  3. 本体、テーマ、プラグインの順に更新する
  4. トップページ、問い合わせフォーム、よく見られるページを、パソコンとスマートフォンで開いて確かめる
  5. 作業した日と、更新したものを記録に残す

表示が崩れたら、1で取ったバックアップに戻してから原因を調べます。戻せる状態を先に作っておくのが、自社で保守をするうえでの前提です。万一改ざんされたときの動き方は、WordPressが改ざんされたときの対処にまとめています。日頃のセキュリティの設定は、WordPressセキュリティ対策の優先順位と手順を参考にしてください。

自分でやるか任せるかの判断チェックリスト

判断は2段階です。まず冒頭の3つの条件を確かめ、1つでも欠けるなら任せることを考えます。3つともそろっている場合は、次の4項目で最後の確認をします。当てはまらないものが2つ以上あれば、任せることを検討する目安です。

  • 管理画面に入れる人が2人以上いる
  • 更新で不具合が出たときに、相談できる制作会社やエンジニアがいる
  • サーバーとドメインの契約者、ログイン情報の保管場所が分かっている
  • 問い合わせフォームが止まっても、1日以内に気づける

最後の項目は、意外と見落とされます。お問い合わせが届かなくなっても、サイトの見た目は普段どおりなので、数週間気づかないことがあります。

保守会社に任せると、何をしてもらえるか

保守会社に任せると、毎月の更新とバックアップを代わりに行い、トラブルのときに相談できる窓口ができます。

レジットのWordPress保守・運用代行の料金は月額1万円から(税抜)です。保守ページに載っている共通の対応内容は次のとおりで、プランごとの詳しい内容は保守ページでご確認ください。

項目内容
更新毎月1回、本体とプラグインを更新
バックアップ新しいものから3ヶ月分を保管
受付時間平日11:00〜20:00
対象他社が制作したオリジナルテーマのサイトも対応

ページの修正や更新も頼めますが、作業の量によっては別料金になります。保守のプランに何が含まれ、何が別料金になるかは、どの会社に頼む場合でも契約前に確かめてください。

費用の相場とプランごとの作業の違いについては、ホームページ制作後の保守費用で紹介しています。

よくある質問

WordPressの保守について、よくいただく質問にお答えします。

自動更新をオンにしておけば、保守はいりませんか?

足りません。自動更新で表示が崩れても、気づいて戻す人がいなければそのままになります。自動更新は、毎月の作業を軽くするための仕組みと考えてください。

制作した会社とは別の会社に、保守だけ頼めますか?

はい。レジットでも、他社が制作したオリジナルテーマのサイトの保守に対応しています。お申し込みのあと、メールでサイトの状況を伺い、サーバーとWordPressの状態を調べてから始めます。

保守をやめたら、すぐに危なくなりますか?

すぐに被害が出るわけではありません。ただ、更新が止まった期間が長いほど、見つかった弱点を突かれる可能性は高まります。保守をやめるなら、誰が毎月の更新を引き継ぐかを決めてからにしてください。

まとめ

WordPressの保守は、バックアップ、戻し方、続ける担当者の3つがそろっていれば自社でもできます。3つのどれかが欠けている、またはそろっていてもチェックリストで当てはまらない項目が2つ以上あれば、任せることを考える時期です。

まずは、管理画面に入れる人とバックアップの場所を確かめるところから始めてください。保守を任せたい場合は、レジットのWordPress保守・運用代行をご覧いただくか、レジットへのお問い合わせからご相談ください。サイトの作り直しとあわせて考えたい場合は、コーポレートサイト制作のページもご覧ください。

用語集

この記事に出てくる言葉を、短くまとめました。

  • 保守(ほしゅ):サイトを安全に動かし続けるために、更新やバックアップを定期的に行うこと。
  • プラグイン(plugin):WordPressに機能を追加するための部品のこと。
  • バックアップ(backup):不具合や被害に備えて、サイトのファイルとデータベースを別の場所に保存しておくこと。
  • PHP(ピーエイチピー):WordPressを動かしているプログラミング言語のこと。サーバー側でバージョンを選ぶ。
  • データベース(database):投稿やページの文章、設定などを保存している場所のこと。

参考・出典

この記事で参照した資料です。

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