ホームページの保守費用(管理費)の相場は、月額5,000円〜2万円程度が一般的です。サーバーやドメインの維持だけなら月5,000円以下に収まり、CMSのメンテナンスや月次のレポート、集客のコンサルティングまで任せるほど月額は上がります。
金額だけで比べると、必要な作業が含まれていなかったり、使わない作業に払い続けたりしがちです。この記事では、月額の相場と保守に含まれる作業、保守をしないと起きること、契約前に確認したいことを、WordPress運用保守の具体例とあわせてまとめました。
ホームページの保守費用の相場は月いくら?
Web幹事の解説では、ホームページの管理費の相場を次のように説明しています。
ホームページ管理費の相場は一般的には月額5,000円~2万円程度です。セキュリティ性や障害時対応を重視する場合や大規模サイトになると月額5万円を超えてきます。
Web幹事「ホームページ管理費の相場は?月額の内訳とコストを安く抑える5つのポイント」
同じ解説の区分をもとに、月額ごとに任せられる作業を整理すると、次のとおりです。
| 月額の目安 | 主な内容 |
|---|---|
| 5,000円以下 | サーバー・ドメイン・SSLなど最低限の維持。修正は自社か都度依頼 |
| 5,000円〜2万円 | 維持に加え、月数時間程度のコンテンツ修正。会社によっては障害対応も |
| 2万円〜5万円 | 上記に加え、CMSのメンテナンスや月次のレポート |
| 5万円以上 | 上記に加え、SEOなど集客面のアドバイスや売上向上のコンサルティング |
Web幹事のマッチングサービス経由で発注された保守・管理の費用では、5,000円〜2万円が約6割を占め、平均は4.1万円、中央値は1.1万円です(件数と調査の時点は記載がありません)。月額5万円以上になるのは、ECサイトや金融機関のサイトなど、リアルタイムの保守性やセキュリティが求められるサイトが多いとされています。
ただし、価格帯の区分や含まれる作業は、解説や会社によって違います。株式会社リヒトスの解説では、月額5,000円以下でもCMSの定期更新やバックアップを挙げ、文章の修正や写真の差し替えは含まれる会社と含まれない会社に分かれるとしています。5,000円〜2万円では、月数回の軽微な更新やCMS・プラグインのアップデート、サーバー障害の一次対応まで含む契約が一般的だそうです。株式会社PLAN-Bの解説のように、制作会社に委託する場合の相場を月額10,000円〜100,000円とする例もあります。金額と作業の範囲は、必ずセットで確認してください。
保守費用に含まれる主な作業
保守の作業は、サイトを表示し続けるための維持と、安全に使い続けるための更新に大きく分かれます。
| 作業 | 内容 | 必要な理由 |
|---|---|---|
| サーバー・ドメインの管理 | 契約の更新と支払い、容量の確認 | 契約が切れるとサイトが止まり、ドメイン失効でメールも止まる |
| SSL証明書の管理 | 通信を暗号化する証明書の更新 | 期限が切れるとブラウザに警告が出る |
| CMSやプラグインの更新 | WordPress本体や拡張機能のアップデート | 古いままだと不具合や不正アクセスの原因になる |
| バックアップ | サイトのデータを定期的に保存 | 不具合が起きたときに元に戻せる |
| 障害への対応 | 表示されない、動かないときの原因調査と復旧 | 問い合わせの機会を失わないため |
| 軽微な更新 | 文章や写真の差し替え | 情報を最新に保つため |
この中のどれを任せ、どれを自社で担うのかによって、月額は大きく変わります。全部を任せる必要はありません。
保守をしないと起きること
保守を止めても、すぐにサイトが表示されなくなるわけではありません。ただし時間がたつにつれて、表示の崩れやフォームの不具合、契約切れによる停止など、問題が起きやすくなります。
サーバーの契約が切れればサイトは表示されず、ドメインが失効すればサイトとドメインを使ったメールが同時に止まります。SSL証明書の期限が切れれば、ブラウザに警告が出ます。CMSやプラグインを古いまま使い続けると、表示の崩れや、不正アクセスの入り口になる不具合を放置することにもなりかねません。バックアップが無ければ、トラブルが起きたときに元の状態へ戻すことも難しくなります。
WordPressサイトの保守の具体例
保守サービスの中身を知るために、レジットのWordPress運用保守を例に紹介します(2026年9月時点。WordPress運用保守より)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な作業 | WordPressの本体やプラグインのアップデート、データのバックアップ |
| バックアップの保管 | 新しいものから過去3ヶ月分 |
| 受付時間 | 平日11:00〜20:00 |
| 対応サーバー | エックスサーバー、さくらインターネット、ヘテムル、ロリポップ、CPIなど |
| 料金の目安 | 月額1万円〜 |
対応サーバーは、表にあるもの以外も相談できます。プランごとの料金と作業の内容は、公式ページでご確認ください。このように、保守サービスごとに作業の範囲や受付時間、対応するサーバーなどの条件が決まっています。
保守を契約する前に確認したいこと
契約する前に、次の項目を保守の依頼先に確認しておくと、「その作業は別料金です」という食い違いを防げます。
- 月額に含まれる作業の一覧
- 文章や写真の差し替えは含まれるか、別料金か
- 受付時間と、トラブルのときの連絡方法
- バックアップを取る頻度と保管期間
- 対応しているCMSやサーバー
- 解約するときの手続きと、サーバーやドメインの名義
確認した内容は、口頭ではなく書面に残してください。サーバーとドメインを誰が持つかについて、株式会社PLAN-Bの解説は、自社で持つことを勧めています。
自社でサーバーやドメインを保有することで、障害が発生した場合にも迅速かつ適切な対応ができます。
株式会社PLAN-B「ホームページの保守費用はどれくらい?費用の内訳は?保守を怠るとどうなる?」
自社で保守する場合と外注する場合の比較
自社で保守すれば費用は抑えられますが、担当者の時間と、トラブルに対応する知識が必要です。判断の軸は、社内に担える人がいるかどうか。
| 比較の観点 | 自社で保守する | 外注する |
|---|---|---|
| 費用 | サーバーやドメインなどの維持費が中心 | 維持費に加えて月額の保守費用 |
| 手間 | 更新や確認の作業を社内で担う | 依頼先に任せられる |
| トラブル時 | 原因の調査と復旧を自社で行う | 依頼先に相談できる |
| 向いているケース | 社内にWebに詳しい担当者がいる | 担当者の時間や知識が足りない |
自社で保守する場合の具体的な対策と手順は、WordPressセキュリティ対策の優先順位と手順で紹介しています。これからWordPressでサイトを作る場合の制作費と保守費の考え方は、WordPressのホームページ制作費用にまとめました。
よくある質問
ホームページの保守費用について、よくいただく質問にお答えします。
ホームページの維持費は毎月いくらかかりますか?
Web幹事の区分では、自社で管理する場合はサーバーやドメインなどの維持費が中心で、月額5,000円以下が目安です。保守を外注する場合は、月額5,000円から2万円程度が一般的な相場とされ、CMSのメンテナンスや集客の支援まで任せると高くなります。
保守契約は必ず必要ですか?
必ず外注する必要はありません。ただし、CMSやプラグインの更新、バックアップ、契約の更新は誰かが続けなければならないので、社内で担えない場合は保守を依頼するのが安心です。
まとめ
ホームページの保守費用は月額5,000円から2万円程度が一般的な相場で、任せる作業の範囲によって変わります。同じ価格帯でも含まれる作業は会社ごとに違うので、金額だけで比べず、含まれる作業、受付時間、バックアップの保管期間、対応するCMSやサーバーまで確認してから契約してください。
WordPressサイトの保守や、制作から保守までまとめた相談をしたい場合は、レジットのコーポレートサイト制作やレジットへのお問い合わせをご覧ください。
参考・出典
この記事で参照した資料です。

