2021.06.18

【10問チャレンジ】Web制作会社の営業担当者向けクイズ、考えてみた!

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旅田です。

2021年は組織拡大の関係もありWeb制作会社の営業担当者として過ごす時間が増えている状況です。(肩書きが『営業』になった訳ではないと言い張っておりますが。)

 

営業担当者ですから、当然、新規のお客さまの前でWeb制作に関してご説明する機会は増えました。

お客さまも十人十色、ご案内も様々ですが、とはいえ「この説明、毎回してるな」と思う部分もぽつぽつ出てきました。

 

そこで今回は、そうしたWeb制作に関する自分なりのポイントをご紹介します!

 

とっつきやすく2択クイズ形式で10問ほどご紹介することで、

  • Web制作会社の営業担当者になったけど、何をすべきかよくわからない
  • Web制作会社についての相談って、どんなものが多いか知りたい
  • Webディレクターになりたい

といったニーズに対し、部分的にもアンサーになるような内容になったら良いな、と思います。

 

もちろん、実際に間違えたことをお伝えする可能性もゼロではないので、そうした点についてはぜひご指摘いただけますと幸いです! すぐに直します!

 

\さあ、何問正解できるでしょうか/

〔第1問〕スマホ比率

〔第1問〕スマホ比率「ウェブサイトに スマホ(モバイル端末)を使って アクセスする人の比率は どちらでしょう? A:約90% B:約50〜90%」

ウェブサイトにスマホ(モバイル端末)を使ってアクセスする人の比率はどちらでしょう?

A:約90%

B:約50〜90%

 

↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ 

 

解答

正解はB:約50〜90%」です!

(※厳密にはモバイル端末なのですが、モバイル≒スマホのみなのでまとめちゃいました。)

 

昨今、「アクセスユーザーはスマホがほとんどだからねー」という話を耳にしたことがあるかもしれませんが、実態としては「一概に言えない」というのが正解かと思います。

 

要するに業界や商材によって様々あるので、盲信的にPC端末を排除するような施策を提案すべきではないです。

 

ためしに弊社でサポート中の複数サイトにおけるアクセスデータを確認してみましたが、ご覧の通り、上は83%から下は53%まで、非常にばらつきがあることが見て取れるでしょう。

 

〔第1問〕スマホ比率サンプルデータ(自社調べ)

 

とはいえ、この表からもなんとなーく扱う商材の違いなどで傾向が見て取れるのではないでしょうか?

 

つまり、広告での流入比率が多いと仮定して、隙間時間でスマホを開いたときにアクセス〜購入しやすいのはBtoC向け商材のイメージですし、逆にBtoB向け商材はデスクワーク中にPCからアクセスするイメージは想像に難くないでしょう。

〔第2問〕ブラウザシェア

日本のPC(デスクトップ)におけるブラウザシェア 1位はChromeですが、正しいシェア比率はどちらか?  A:約40%  B:約60%

日本のPC(デスクトップ)におけるブラウザシェア 1位はChromeですが、正しいシェア比率はどちらか?

A:約40%

B:約60%

 

↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ 

 

解答

正解はB:約60%」です!

 

 

ブラウザシェアを知るには『StatCounter』というサイトで詳細な最新情報を得ることができます。

 

StatCounter

https://gs.statcounter.com/

 

こちらのサイトによると、2020年5月から2021年5月までのデータで、日本におけるPC(デスクトップ)でのブラウザシェアはChromeが約60%となっています。

 

〔第2問〕ブラウザシェア(日本のPCの場合)

 

同じく日本におけるスマホ(モバイル端末)でのブラウザシェアはSafariが63%となっています。

 

〔第2問〕ブラウザシェア(日本のSPの場合)

 

日本は世界に類を見ないiPhone大国ですから、スマホのブラウザシェアも自ずとApple製で標準装備されているSafariがトップになっています。

〔第3問〕自然検索CTR

Google自然検索での表示順位が1位であるとき、正しいCTR(クリック率)はどちらでしょう?  A:約5%  B:約25%

Google自然検索での表示順位が1位であるとき、正しいCTR(クリック率)はどちらでしょう?

A:約5%

B:約25%

 

↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ 

 

解答

正解はB:約25%」でした!

 

こちらは、ググっていただくと複数のサイトでデータが紹介されているかと思いますが、業界や季節性などといった複合的な要因でその数字は様々であることが見て取れます。

私がざっと見た限り、おおよそ15〜35%くらいの範囲に集約されそうですが、弊社実績も含めると約25%、すなわち自然検索ユーザーのうち1/4が表示1位のサイトを訪れると覚えておけば良さそうです。

 

とはいえ、弊社がサポートしているとあるサイトの実績では44%という高CTRを記録している事例もあります。

つまり、こちらもサイトごとに多少のばらつきはあるというのが真実のようですね。

 

参考までに、弊社ホームページのデータは下記となります。

 

〔第3問〕自然検索CTRレジットデータ

※ 対象期間:2020年5月1日〜2021年4月30日(集計方法の詳細割愛)

〔第4問〕BtoBサイトCVR

BtoB向けサービスサイトとして、業界的にも高CVR(コンバージョン率)と言える数値はどちらか?  A:約0.6%  B:約6%

BtoB向けサービスサイトとして、業界的にも高CVR(コンバージョン率)と言える数値はどちらか?

A:約0.6%

B:約6%

 

↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ 

 

解答

正解はB:約6%」でした〜!

Bばっかですみません。

 

今回はやや定性的な出題内容で恐縮ですが、要するにWeb制作会社である我々でも「すごい!」と感じたラインのCVRが「6%」という数字だったという訳ですね。

 

宣伝する訳じゃないですが、こちらの『AIアナリスト』というアクセス解析ツールのサイトでは、無料の資料ダウンロードをコンバージョンポイント(成果地点)としたときのCVRが6%にのぼるそうです。

正直、この数字はかなりヤバいです。笑

 

AIアナリスト

AIアナリスト

https://wacul-ai.com/

 

ちなみに出典元はこちらのインタビュー記事でした。

 

WACUL垣内氏に聞く!3万サイトを分析したプロが教える・知られざるLPの必勝法とは? | 株式会社LIG

https://liginc.co.jp/465770

 

……他社の宣伝ばかりでは面目丸潰れ(笑)なので、BtoB向け商材を扱うサイトにおける特徴について補足させてください。

補足

BtoB向け商材のターゲットユーザーは比較的目が肥えている場合が多いですが、それは商材を「買う」のではなく、商材に「投資」するからだと考えられます。

 

例えば化粧品などのBtoC向け商品を買うユーザーにとっての動機は「肌をきれいにしたい」や「ニキビを消したい」といった、個人の悩みを直接的に解決できるかどうかにあると言えます。

そして、これに費やすお金はせいぜい数千円であり(数万円のものもありますが)、その見返りとしては肌の状態がより良い状態になるという、買ったその人自身の個人レベルで実感が得られるかどうかが鍵となりそうです。

 

一方、BtoB向け商品は企業が抱える悩みを中〜長期的に解決できるかどうかがコンバージョンするかどうかのポイントになります。

ここで言う企業とは営利企業を指しますので、そのサービスを契約することによって最終的に利益を上げられるかどうかが鍵ということになります。

つまり、「個人レベルの実感」といった定性的な見返りは何のベネフィットにもなり得ません。

 

「利益 = 売上 − コスト」ですから、仮に導入費が1,000万円するツールを契約したとしても、半年後とか1年後とかに10億円の売上が見込めれば良い訳ですね。(販管費など、コストに含まれる各科目は細かいので割愛します。)

 

解説が少し長くなりましたが、要するに気軽な買い物ではなく長い目で見たときの投資回収をイメージできないとコンバージョンしないのがBtoB向け商材ですから、CVR6%というのがいかに素晴らしい数字であるか、少しばかりはご理解いただけたのではないでしょうか?

〔第5問〕サイト表示速度

ウェブサイトが表示されるまでの 時間として、改善すべきはどちらか?  A:2.5秒以上  B:3秒以上

ウェブサイトが表示されるまでの時間として、改善すべきはどちらか?

A:2.5秒以上

B:3秒以上

 

↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ 

 

解答

正解はA:2.5秒以上」でしたー!

 

サイトの表示速度といえば、今やSEO対策の最重要事項のひとつと言っても過言ではないでしょう。

GoogleがUXの重要指標として定めた3指標『コアウェブバイタル』のひとつ、LCP(Largest Contentful Paint)がページ表示速度を示すものとなっています。

 

そして表示速度を知るにはご存知、Google公式の『PageSpeed Insights』を使い倒しましょう!

 

PageSpeed Insights

https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/

 

PageSpeed Insights の指標によるとLCPの合格点は2.5秒未満であり、それを超えると要改善、そして4秒を超えると最悪な状態にあると評価されるようです。

 

https://web.dev/vitals/

https://web.dev/vitals/

 

一説には「人は3秒画面が固まると離脱する」といった話もありますが、それよりもわずかに早い状態は目指したいところです。

〔第6問〕HP制作費

コーポレートサイト制作における平均的な費用はいくらか?(※あくまで平均的な概算費用です)  A:約50〜100万円  B:約100〜150万円

コーポレートサイト制作における平均的な費用はいくらか?(※あくまで平均的な概算費用です)

A:約50〜100万円

B:約100〜150万円

 

↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ 

 

解答

正解はA:約50〜100万円」です!

 

こちらの金額感については、どちらかと言えば世の中の一般的な傾向というか平均値らしいので、要するに結果論としてこのくらいの相場になるということですね。

つまり、普段からお客さまに「ホームページはこのくらいかかりますよ」という案内をしている訳ではなく、あくまで結果的に世の中のコーポレートサイト制作費の平均値はこのくらいになるんですよ、という程度が頭に入っていれば良いかと思います。

 

念のため、参考サイトも記載しておきます。

 

コーポレートサイトの費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】 | Web幹事

https://web-kanji.com/posts/corporate-website-price

 

改めてお伝えすると、これはあくまで世のWeb制作会社の相場的な費用なので、これが絶対ではありません。

そういう意味で、まずはお気軽にご相談いただければと思います!

 

ひとつだけ注意点があるとすれば、例えば「10ページくらいでいいから簡単なホームページを5万円で作れないか?」「決済機能付きのECサイト型ホームページを10万円で作れますか?」などといった、明らかに厳しいご予算感をイメージされているお客さまの場合、Web制作会社で請け負える費用感ではないという意味で、認識合わせのためにも、ぜひ上記の平均値を押さえておくと良いでしょう。

最悪「コイツが適当なことを言ってました」と、こちらの記事をシェアしてくださっても大丈夫です。笑

〔第7問〕LP制作費

ランディングページ制作における平均的な費用は いくらか?(※あくまで平均的な概算費用です)  A:約30〜60万円  B:約60〜120万円

ランディングページ制作における平均的な費用はいくらか?(※あくまで平均的な概算費用です)

A:約30〜60万円

B:約60〜120万円

 

↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ 

 

解答

正解はA:約30〜60万円」で〜す!

こちらもコーポレートサイト制作費の問題と同じで、結果論としての相場です。

ですから同様に、これが絶対的な金額感ではありませんので、やはりまずはお気軽にご相談いただければと思います。

 

LP制作(ランディングページ)の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】 | Web幹事

https://web-kanji.com/posts/landing-page-price

 

……ちょっと悔しいですが、Web幹事さんは良い情報を発信されていますよね。笑

〔第8問〕サーバー移管

ネームサーバー変更時に発生するタイムラグとして正しいのはどちら?  A:数時間〜24時間程度  B:数時間〜48時間程度

ネームサーバー変更時に発生するタイムラグとして正しいのはどちら?

A:数時間〜24時間程度

B:数時間〜48時間程度

 

↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ 

 

解答

正解はA:24時間以内」だッ

 

今回はXサーバーさんのマニュアルページを参考とさせていただきました。

 

サーバー移転手順 | レンタルサーバーならエックスサーバー

https://www.xserver.ne.jp/order/order_transfer_server.php

 

あるサーバーAから別のサーバーBに移転する際、「ネームサーバーの変更」という操作が必要となるのですが、こちらの作業が完了したところからサイトの表示が順次切り替わっていきます。(操作の詳細は割愛します。)

 

ただし、下記引用箇所の通り、ウェブサイトは世界中とネットワークで繋がっているために切り替わりのタイムラグが発生してしまうのです。

 

ネームサーバーの変更について
ネームサーバーは、変更しても即時に反映はされず、一定の時間をかけて世界中のネットワークで順次変更が反映されていく仕組みとなっています。
ネームサーバー切り替え中は、メールやホームページがどちらのサーバーに繋がるかを予測できません。

 

よって、数時間で切り替わる可能性もありつつ、実際には「サーバー側の問題による差異のため絶対ではない」というご案内をすべきでしょう。

弊社レジットでもサーバー移管のご相談は多く作業にも慣れておりますので、ご用命の際にはぜひお問い合わせください。

〔第9問〕Instagram MAU数

国内におけるInstagramのMAU(月間アクティブユーザー数)はどっち?  A:約3,300万人  B:約6,500万人

国内におけるInstagramのMAU(月間アクティブユーザー数)はどっち?

A:約3,300万人

B:約6,500万人

 

↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ 

 

解答

正解はA:約3,300万人」です!

(※こちらは 2019年3月時点 のデータです。)

 

運用型広告のご提案機会も多い今日この頃ですが、商材によってプライオリティも高くなるのがSNS広告メニューかと思います。

 

▼ Instagramのインフィード広告イメージ ▼

 

Instagram広告の例

 

SNS広告の成果が高くなる要因としては、単純な利用ユーザー数の多さだけでなく、ユーザーの利用頻度の高さや広告臭の少ない投稿型の広告フォーマット(いわゆるインフィード広告)などが挙げられるでしょう。(Facebookの20%ルールが解放された件はひとまず脇に置いておきますが。。)

 

ここで、ユーザーの利用頻度はよく「アクティブユーザー数(=ある期間内にサイトへ訪問したユーザーの数)」で表されますが、特に月単位でのアクティブユーザー数のことMAU(Monthly Active Users =月間アクティブユーザー数)と呼びます。

 

 

ということで、MAUのデータが知りたければ、だいたい検索上位に出てくるSocial Media Lab の記事をご覧いただくと良いでしょう。

 

2021年12月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ

 

ちなみに、選択肢「B」の「約6,500万人」というのは、同期間における Youtube のMAUだそうです。

つまり「YoutubeユーザーはInstagramのほぼ2倍いる」という点を押さえておくと便利でしょう。

〔第10問〕SEO重要事項

Googleが独自に定める、ウェブページの品質を評価するための造語は次のどちらでしょう?  A:C-A-T  B:E-A-T

Googleが独自に定める、ウェブページの品質を評価するための造語は次のどちらでしょう?

A: C-A-T

B: E-A-T

 

↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ 

 

解答

正解はB: E-A-T」でっす!!!

Aは、猫です。

 

最終問題となるこちらは、コンテンツSEO対策においては超有名どころですよね。

 

Googleは信頼度できるウェブコンテンツを作ることの重要性を「高品質コンテンツ公式ガイドライン」で述べているのですが、まさにそれが「E-A-T」と呼ばれる概念です。

 

検索品質評価ガイドライン

https://guidelines.raterhub.com/searchqualityevaluatorguidelines.pdf

General Guidelines (Google Search Quality Rating Guidelines)

 

……こちらのガイドライン、この調子で175ページも続きます。

 

この「E-A-T」は、

  • Expertise −専門性−
  • Authoritativeness −権威性−
  • Trustworthiness −信頼性−

の3つの頭文字から取られた造語なのですが、とにかく「これらを意識した記事コンテンツを書けよ」とGoogle大先生はおっしゃっている訳ですね。

 

SEO対策に関する記事は過去にも何度か執筆しているので、ご興味のある方はこちらもぜひご一読ください!

 

必見:ブログ記事の順位を堅実に上げるSEO対策の仮説検証について〈アナリティクス・サーチコンソール・キーワードプランナー活用法〉

 

SEO対策になる記事の書き方、真心を込めて紹介してみた。

あとがき

今回は普段、私がお客さまの前でご紹介することの多い情報を惜しみなく記事にするつもりだったのですが、いざ記事としてご紹介するとなると出典元の記事をご紹介したりなど、ひじょーーーーーーに大変な執筆作業でした。笑

 

とはいえ、Web制作会社の営業担当者の皆さまにとって、一人でも多くの方のお役に立てれば幸いです。

 

また、本記事をご覧いただき、弊社のWeb制作に少しでもご興味を持っていただけましたらぜひフォームよりお問い合わせいただけますと幸いです!

 

お問い合わせ

この記事を書いた人

yamada_koki

旅田 康貴ディレクター / デザイナー / イラストレーター

デザインが一番苦手なデザイナーを目指しています。最近、名字が変わりました。

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