LP制作会社を選ぶときは、デザインの見栄えや金額だけで決めず、目的に合う実績、対応してくれる範囲、提案の根拠、見積もりの中身、公開後の改善体制まで確かめることが大切です。
私たちレジットもLP制作会社の1社なので、この記事では他社を並べたおすすめの一覧ではなく、どの会社に相談するときにも使える確認のポイントをまとめました。提案書や見積もりのどこを見ればよいのか、実績をどう読み解くのかを、制作の現場の立場から紹介します。
LP制作会社を選ぶときに確認したい7つのポイント
候補の会社に相談したら、次の7つを確かめてください。
- どこからどこまで対応してくれるか(分析、構成、原稿、デザイン、実装、広告、改善)
- 提案にターゲットと訴求の根拠が書かれているか
- 見積もりの内訳と、修正や素材の扱いがはっきりしているか
- 目的に合った実績があるか(見た目だけでなく、成果の変化が分かる事例か)
- スケジュールの目安をいつ、どのように示してくれるか
- 公開後の計測と改善を任せられるか
- 担当者と連絡の窓口、確認の進め方が決まっているか
このうち1、2、4は、どんなLPができるかを左右する項目です。3と5〜7は、制作の途中や公開後に食い違いが起きないかを見極める項目にあたります。
制作会社のタイプと向いているケース
LP制作を請け負う会社は、強みによっていくつかのタイプに分かれます。自社の状況に合うタイプから相談すると、話が早く進みます。
| タイプ | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 戦略から改善まで一貫して任せられる会社 | 分析や構成の提案、広告運用、公開後の改善まで対応する | 広告から集客して成果を伸ばしたい、社内にWebの担当者が少ない |
| デザインやブランドの表現に強い会社 | 見た目や世界観の作り込みが得意 | 原稿や構成を自社で用意でき、表現の質を上げたい |
| 低予算・短納期に対応する会社 | テンプレートなどを使い、最低限のページを早く作る | まずは早くページを公開して反応を見たい |
| フリーランス | デザインやコーディングなど得意な工程を個人で請け負う | 依頼したい工程がはっきりしていて、進行管理を自社で担える |
どのタイプが正解ということはありません。LPで何を達成したいのか、社内でどこまで担えるのかによって、合う依頼先は変わります。
相談する前に社内で決めておくこと
依頼先を比べる前に、目的、予算、公開したい日、確認する人の4つだけは社内で決めておきます。
この4つが決まっていないと、会社ごとに違う前提で提案や見積もりが出てきて、比べようがありません。ターゲットや構成など残りの要件は、ヒアリングで制作会社と一緒に固めていけます。
対応してくれる範囲を工程ごとに確かめる
同じ「LP制作」でも、構成や原稿、広告運用、公開後の改善まで引き受ける会社もあれば、デザインとコーディングだけを担う会社もあります。見積もりの金額が近くても、対応範囲が違えば、発注側で用意するものの量が変わります。
分析、構成、原稿、デザイン、コーディング、広告運用、公開後の改善のうち、どこを任せたいのかを伝え、それぞれ対応してもらえるかを確かめてください。レジットでは、課題分析から構成の提案、ライティング、デザイン、コーディング、広告運用までを一括でお受けでき、コーディングだけといった部分的なご依頼にも対応しています(レジットのLP制作サービスより)。価格帯ごとに任せられる範囲の目安は、LP制作の費用相場で紹介しています。
提案書で見るべきところ
提案書で見るべきなのは、デザインの案そのものより、「なぜこのターゲットに、この訴求をするのか」という根拠です。
成果につながるLPは、市場でどんなニーズがあるか、競合がどう訴求しているか、自社の商品の強みはどこかを踏まえて設計されます。レジットでも、市場の分析でニーズを、競合の調査でトレンドを確かめ、商品の強みをどう打ち出すかを構成に反映しています。提案書にこうした分析の跡が無く、見た目のイメージだけが並んでいる場合は、根拠を質問してみてください。
見積もりでは修正と素材の扱いを確かめる
見積もりを比べるときは、金額に加えて、修正と素材の扱いが書かれているかを確認します。
修正は、回数だけでなく「どこまで戻る修正が追加費用になるのか」を聞いておくと安心です。見積書の項目ごとの見方は、LP制作の見積もりの見方にまとめました。レジットでは工程ごとの修正は追加料金なしで都度対応し、制作工程を大幅にさかのぼる場合は、修正の規模や内容によってご相談させていただいています。
素材についても、会社によって対応が分かれます。レジットの場合は、素材が無くても契約している有料素材サイトを使って制作でき、商品を送っていただければ簡易的な撮影にも対応しています。別途費用で、撮影した素材をご用意することもできます。素材写真や簡易撮影では難しい商材や、訴求力が落ちるおそれがある場合もあるので、ご相談ください(レジットのLP制作サービスより)。
実績は見た目より成果の変化で見る
実績を確認するときは、デザインの見栄えより、LPやサイトの改善によって何がどう変わったのかに注目してください。
たとえば、レジットが担当した事例には次のようなものがあります。いずれもお客様の名前は伏せて紹介します。
| 事例 | 取り組み | 変化 |
|---|---|---|
| 法人向けマーケティングツールのLP | 2020年10月〜2024年9月に、広告の数字を見ながら段階的に改修 | 1件の獲得にかかる広告費(CPA)が10万円超から2.2万円、さらに1.2万円に |
| 法人向けマーケティングツールのサイト | 認知度が低くニーズが限られる商材で、広告運用と並行して、資料請求フォームへの導線設計、コンテンツの追加、サイト内部のSEO対策を実施 | 資料請求が月平均2件から7件に。SEO内部対策で回遊率が170%アップ |
| 資格試験向けオンライン講座の集客 | 受験者が年3〜4千人程度で競合の多い市場で、LP制作から担当し、流入したユーザーの行動をもとに随時改善 | 講座の売上が前年比200%超、翌年はさらに150%超に |
こうした数字は、業種や広告予算によって変わるので、そのまま自社に当てはまるわけではありません。見るべきなのは数字の大きさより、何を指標にして、どんな手順で改善したのかを具体的に説明できる会社かどうかです。
スケジュールの出し方で進め方の丁寧さが分かる
スケジュールの目安を早い段階で示し、いつ正式に確定するのかを説明してくれる会社は、進行管理の丁寧さを見る手がかりになります。
レジットでは、初回のヒアリングとお見積もりの段階でスケジュールの目安をお伝えし、ご契約の時点で担当者を決めて正式に確定しています。候補の会社にも、公開したい日を伝えたうえで「いつまでに何を確認すればよいか」を聞いてみてください。工程ごとの日数の目安は、LP制作は何日かかる?で紹介しています。答えが具体的かどうかで、進め方の丁寧さが見えてきます。
公開後の改善体制も確かめる
広告と組み合わせて成果を出したいLPなら、公開後の計測と改善まで任せられるかを確認しておきます。
レジットの経験では、公開した直後から目標どおりの数字が出ることは多くありません。アクセスの計測や、数字を見たうえでの修正の提案まで対応してくれるのか、別の会社に頼む必要があるのかで、公開後の動き方が変わります。改善の進め方はLPOで成果を上げるための完全ガイドで詳しく扱っています。
担当者と確認の進め方を決めておく
制作の途中で連絡の窓口が変わったり、発注側で誰が確認するのかが決まっていなかったりすると、判断待ちで進行が止まります。
制作会社側の担当者がいつ決まり、誰が窓口になるのか、発注側は誰が確認と承認をするのかを、契約の前にすり合わせておいてください。レジットでは、ご契約の時点で担当者を決めています。社内で決めておく項目の整理には、LP制作の要件定義のテンプレートも使えます。
LP制作会社選びでよくある失敗
会社選びの失敗の多くは、選ぶ基準を1つに絞りすぎたことから起きます。
デザインの見栄えだけで選ぶ
制作実績のページがきれいでも、そのLPで成果が出たかどうかは分かりません。見た目の好みで決めると、公開後に「きれいだけれど問い合わせが増えない」ということになりがちです。実績は、「実績は見た目より成果の変化で見る」で紹介したように成果の変化とあわせて確認してください。
役割分担を決めないまま任せる
「全部お任せで」と依頼しても、目的や確認する人が決まっていないと、制作の途中で判断待ちが続きます。任せる範囲が広いほど、発注側が決めることを先に決めておくのが近道です。
公開後のことを考えずに依頼する
制作だけを請け負う会社に頼んだ場合、公開後に数字を見て直したくなったとき、改めて別の会社を探すことになります。広告と組み合わせるLPなら、改善まで続けて相談できるかを最初に確かめておくと、公開後の動きが止まりません。
費用の安さだけで選ばない
レジットの場合、見積もりの金額の差は主に、事前の分析と盛り込む情報量の差から生まれます。
レジットでお伝えしている概算の目安では、20万円未満はLPの構築そのものが基本的に難しく、20万円からは成果にこだわらず最低限のページが必要な場合に対応でき、30〜50万円は事前の分析を踏まえて情報量をある程度厳選したLP、50〜90万円は分析に加えて情報量も豊富にしたLPが目安です(2026年9月時点。正式な価格表ではなく、内容によって変わる参考の金額です)。公開されている相場データは、LP制作の費用相場にまとめています。安い見積もりでは、分析と構成の工程が含まれていないこともあるので、何が省かれているのかを確かめたうえで判断してください。
よくある質問
LP制作会社の選び方について、よくいただく質問にお答えします。
社内にWebに詳しい人がいなくても依頼できますか?
依頼できます。レジットでは課題の分析から構成の提案、ライティング、デザイン、コーディング、広告運用までを一括でお受けしていて、最初から丸投げでご相談いただくことも可能です。
制作会社とフリーランス、どちらに依頼するべきですか?
依頼したい工程がはっきりしていて、進行の管理を自社で担えるならフリーランスも選択肢になります。分析や構成から任せたい場合や、公開後の改善まで続けて頼みたい場合は、対応範囲の広い制作会社の方が進めやすいです。
複数の会社に相談するときの注意点はありますか?
社内で決めた目的、予算、公開したい日に加えて、依頼したい範囲をそろえて伝えてください。前提をそろえておけば、提案や見積もりを同じ物差しで比べられます。
まとめ
LP制作会社は、対応範囲、提案の根拠、見積もりでの修正と素材の扱い、目的に合う実績、スケジュールの出し方、公開後の改善体制、担当者と進め方の7つで比べると選びやすくなります。
候補の1社としてお話を聞いてみたい場合は、レジットへのお問い合わせからご相談ください。

