2019.07.02

【やってみた】マインドレッスンをしたらWEB制作チームの特徴が分かった件

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旅田です。

突然ですが、皆さまは「マインドレッスン」という言葉をご存知でしょうか?

こちら、定義の広い言葉ではありますが、要するにマインド(=心、精神、気持ち)をより良い状態にするためのレッスン(=練習、稽古)のことを総称する言葉です。

よって、ひと口にマインドレッスンと言っても、具体的にどんな状態のマインドに対して行うかは様々です。

今回、私たちレジットのWEB制作チームでは、特にメンバーも増えてきたということもあり、〈自分たちはどのようなチームであるか〉という議題に焦点を当て、〈自分らしさを知るためのマインドレッスン〉を独自に実践してみました。

 

結果、非常に有意義な成果が得られました!

WEB制作メンバーでやってみた

ということで、今回は私も所属するレジットのWEB制作チーム、総勢9名で実施してみました!

ちょっと古くて恐縮ですが、こちらは今年に入った頃のランチミーティングの様子です。まだ人が少ないです。笑

レジットの中核事業でもあるWEB制作チームでは、主に目標数字などの情報共有を兼ね、みんなでピザを食べながら互いを労う『ピザ会』を毎月行なっています。今回のマインドレッスンは、こちらの時間で実施していきました。

実践方法

今回は自分らしさを知るためのマインドレッスンということで、まずはメンバー各自が〈大切にしている価値観〉について考え、その中でも特に重視しているものが何かを深掘りして考えることで、自分らしさの再発見をしていきました。

価値観TOP4を選ぶ

このように、全部で39ある単語の中から、自分が大切にしていると思ったものを4個、順位付けしたうえで挙げてもらいました。

単語には「責任」「達成」「権力」「バランス」「変化」「顧客満足度」など、価値観を表すものばかりです。

例えば(自分は責任感のある人間を尊敬している)(自分の理想像は責任感のある人間だ)(責任感のない人間は評価に値しない)などといった考えが頭に浮かんだ方は、「責任」の単語を選ぶ、といった具合です。非常に簡単ですね。

最も重要な価値観について述べる

次に、こうして選ばれた単語について、各自が「その価値観を実感できたときはいつか?」「どうやったらその価値観をより実感できるか?」といったことを、それぞれ自分の意見として発表していきます。

これにより、自分が大切にしている価値観を自覚し、自己成長のきっかけにすることができます。

実践してみた感想

今回のマインドレッスンでは、各自が自身の心と対話しながら、自分と向き合うことに主眼を置いていました。

しかし、こうした個人の価値観を組織内に共有することで、メンバーが大切にしていることが浮き彫りとなり、自分のみならずメンバー同士が価値観を認め合い、協力して前に進むことができる〈強い組織〉になれるイメージが得られました。

結果発表!

ここからは、このマインドレッスンの結果から判明した、レジットWEB制作チームの “色” を整理してみました。

今回は39ある単語に対し、『回答数ランキング』『平均順位ランキング』の2軸でご紹介してまいります。

『回答数ランキング』が上位の単語は、大切な価値観として捉えている人の数が多いということです。

また、『平均順位ランキング』が上位の単語は、特に大切な価値観として上位に位置付ける人の数が多いと言えます(※平均順位の詳細な算出方法は割愛します)。

それでは、それぞれ結果を見ていきましょう!

回答数ランキング

『回答数ランキング』は同率2位が3つあるため、上位の4単語をご紹介します。

楽しみ

大切だと思う価値観を現す言葉として、メンバーから圧倒的に支持されていたのが「楽しみ」でした。参加9人中、実に7人ものメンバーがこちらを支持していました。

健康、知識、信用・信頼

2位は「健康」「知識」「信用・信頼」の3つが同数でランクインしました。

正直、偏りがあり過ぎて分析しにくい結果にはなりましたが(笑)、とにかくレジットのWEB制作チームは貪欲に楽しさを追求しつつ、そこに付随して健康的であったり知識欲を満たせていたり、あるいは他人に信用・信頼されるあり方というものを理想とする集団のようです。

平均順位ランキング

続く『平均順位ランキング』は、全部で7つの価値観がランクインしました。

楽しみ

はい。予想通り単独1位は「楽しみ」でした。こちらも圧倒的な〈2.8位〉ということで、ほとんどのメンバーが3位以内に挙げていました

健康、知識

2位は「健康」「知識」です。この2つに関しては、各自の発表内容でもしっかりと解説される場面が多く、より具体的な行動指針としているメンバーが多い印象でした。

信用・信頼

続いて、「信用・信頼」です。WEB制作という業態の性質上、とにかくお客さまがいないと成り立ちませんが、だからこそ信頼関係をしっかり構築していく意識が高い点も、このチームの特徴だと再確認できました。

想像力、クオリティ、金銭/財産

5位は、「想像力」「クオリティ」「金銭/財産」です。良いものを生み出し、相応の対価を得たいという現場のデザイナーならではの声が透けてみえる結果となりました。

ランク指数(おまけ)

以上、2つのランキングからチームの傾向を見てまいりましたが、最後にそれぞれのランキングの積を便宜的に『ランク指数』と定義し、こちらの順位一覧を掲載することで、結果報告といたします。

  • 「項目」:価値観を現す39の単語
  • 「回答数」:回答された数
  • 「実数(個)」:実際の回答数
  • 「ランク…①」:回答数ランキング
  • 「平均順位」:回答者が付けた順位の平均値(※詳細な算出方法は割愛)
  • 「実数(位)」:実際の順位
  • 「ランク…②」:平均順位ランキング
  • 「ランク指数」:両ランキングの積。数値が低いほど、より支持されていると見なす

総評

ここまでの結果から見えてきたことを、改めてまとめました。

レジットWEB制作チーム総括

このチームのメンバーは総じて、行動におけるモチベーションの核に楽しさがあることが分かりました。

仕事にもプライベートにも楽しさを見出しながら、健康に気を付けたり、知識を得るためのインプットを積極的に行うといった傾向にあるようです。

一方、チームワークやバランス、はたまた効率面を気にする回答が少ないことから、何かと自分だけで解決しなければならないと考えてしまう生真面目なメンバーが多い点も、実態に即しているように思えました。

ちなみに、忍耐強く業務に集中するメンバーが多いことを踏まえ、私が最後に選択肢として付け加えた「忍耐」という価値観には、誰一人として引っ掛かりませんでした。笑

忍耐強い人は自分のことを忍耐強いと思わないのかもしれませんが、もしかしたら楽しさを見出すことが上手だからこそ、どんなことをしていても「忍耐」とは結び付きにくかったのかもしれません。

マインドレッスンを通してわかったこと

今回は〈自分たちはどのようなチームであるか〉という議題に焦点を当てて実施しましたが、意外な回答もあった一方で、ほとんどのメンバーの考えは「ああ、やっぱりな」と思えるものも多かったです。

チーム規模の関係もありますが、普段から近い席でストレスなくコミュニケーションが取れているため、お互いのことはある程度把握できていたのかもしれません。

しかし、その中でも〈人の価値観の重要度を理解する〉といった、普段知り得ることのない、一歩先に踏み込んだ相互理解を促す機会を得られたことは非常に有意義でした。

最後に

マインドレッスンには様々な種類があるとお伝えしましたが、今回のように、個人の課題だけでなく、会社組織に応用できるものも多いです。

なぜなら、組織は人の集まりに他ならないからです。

  • 「今の組織にはいったい何が必要なのかが分からない」
  • 「メンバーのやる気/組織の士気の上げ方が分からない」
  • 「メンバーの出入りが激しい/すぐに辞められる」

とった課題に対する打ち手として、マインドレッスンの活用はとても有効ではないでしょうか。

※資料について

なお、今回、弊社で実施したマインドレッスンは、弊社が独自に調査した方法を集約し、制作しております。

資料(回答用紙)をご希望の方は、こちらの総合お問い合わせフォームよりご連絡ください。

この記事を書いた人

yamada_koki

旅田 康貴ディレクター / デザイナー / イラストレーター

デザインが一番苦手なデザイナーを目指しています。最近、名字が変わりました。

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