明日からドヤ顔で説明ができる!黄金比のアレコレ

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すっかり秋らしく涼しくなってきましたね。

秋といえば“芸術の秋”

最近めっきり美術館とか行かなくなってしまいましたが、こんな僕にも美術館巡りをしていた時期がありました。

 

こんにちは!web部のオザワです。

 

美術や芸術だけでなく“デザイン”でよく聞く【黄金比】

今日はこれについて書いていこうと思いますが、みなさん【黄金比】ってどこまでご存知ですか?

 

1:1.6とかオウムガイとか…

 

実はなんとなく「それが正しい」って漠然と覚えていて“黄金比がなぜ美しいのか”は知らない人が多いのではないでしょうか。

 

実際、僕はソレでした。

なので今日は【明日から人に教えられる黄金比】の話をします。

 

そもそも黄金比って何?

 

簡潔に言ってしまうと、1:1.6※の比率です

(※ 1.618339887…と続いていく値)

 

数式としても記述はありますが、これは言葉で説明するには一般的ではないかなと思うので割愛します。

 

おそらく、聞いたことのある多くの方が“黄金比”と聞いて連想するのがこちらの長方形かと思います。

 

 

黄金比を含んだ長方形の作り方

 

まずは先ほどの長方形、こちらがどうやってできたのかを解説します。

 

 

1辺の長さがaの正方形ABCDを作図します。

次に、辺BCの中点Mを作図し、そこからDまでの距離をとり、

Mを中心に半径DMの円を描きます。

 辺BCの延長線との交点をEとし、点Eから垂直に線を伸ばし、辺ADの延長線との交点をFとします。

長方形ABEFを描くと、それが黄金比を持つ長方形になります。

 

意外とシンプルでしたね。

 

そして、辺CE長さの正方形CEGHを作り、EHの中点からGまでの距離をとり、

辺EHの延長線とするとFに到達します。

 

こうして螺旋構造を作っていくと、見慣れた黄金比の図形となっていきます。

 

黄金比って誰が考えたの?

 

美術かと思いきや数学の話で次は歴史となりますが、

まず、この“黄金比を含んだ長方形”はいつから使われているのでしょうか。

 

記述として最も古いのは、紀元前3世紀ごろの数学者、ユークリッド の「言論」の中で【外中比】として、前述の長方形の作図方が記されています。

 

ただ、定義されていたかは曖昧ですが、伝承として、紀元前490〜紀元前430年頃の彫刻家ペイディアスが初めて黄金比を使ったと言われています。

 

ペイディアスが総監督を努めたパルテノン神殿も黄金比と言われていましたが、近年の研究では黄金比は後付けで正確な比率ではないという話もあります。

 

その他にもレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年〜1519年)もこの比率を使っていた記録があります。

 

ちなみにですが、“黄金比”という呼び方、こちらは記述として初めて登場したのは1830年代。

 

「黄金比」という用語が文献上に初めて登場したのは1835年刊行のドイツの数学者マルティン・オーム(オームの法則で有名なゲオルク・オームの弟)の著書『初等純粋数学』。また、1826年刊行の初版にはこの記載がないことから、1830年頃に誕生したと考えられる。

参照:wikipedia 

 

ここまでが“黄金比”の大まかな概要となります。

今でも使われている定義がこんなに昔から使われていたのはすごいですよね。

それだけ、この【比率】に魅力があるということなんでしょうね。

 

黄金比を取り入れた“デザイン”

 

黄金比の定義はわかったところで、次はどのように美術、芸術や近代デザインに反映されているか実例を見ていきたいと思います。

 

黄金比が当てはまる古代の建造物、芸術品

 

 

ミロのヴィーナス、ピラミッド、パルテノン神殿などが代表例としてよく挙げられます。

パルテノン神殿に関しては前述しましたが、研究が進んだ現在では正確には黄金比の比率ではないとされています(出典:wikipedia)

 

黄金比が用いられている美術品

 

 

日本美術史では葛飾北斎、西洋史ではレオナルド・ダ・ヴィンチなどが挙げられます。

 

黄金比が取り入れられた現代のデザイン

 

 

twitter、Google、appleなど有名企業ロゴやwebサイト、パンフレットや写真術の多岐にわたり意外なところで黄金比は使われています。

 

実に自然に、違和感なく目に入る。

そこが黄金比が長い間使われている理由なのだと思います。

 

自然の中にある黄金比

 

先ほど“実に自然に”と書きましたが、なぜ自然に見えるのか、

 

それは、実際に自然のあらゆるポイントで「1:1.618」という比率が当てはまるから【自然】として認識しているのではないかと思います。

 

 

植物、台風、アンモナイト、銀河系…本当に様々な部分にこの比率は当てはまっており、

植物でいえば、芽が出て、葉が出ていくときに、太陽の光を浴びるため、絶対に重ならない方向に葉を増やしていき、そこからできる螺旋は黄金比を含んでいるそうです。

 

結論

 

『黄金比が美しく見えるのは、自然界にあるあらゆるものが黄金比を持って存在しているから』

 

人は自然を見たとき、それを美しいと感じます。

自然の中にある均整美=見覚えのある比率=本能的に共感、安心感が得られる比率。

 

これが、黄金比が美しいと言われる所以だと僕は感じました。

(異論は認める)

 

おまけ - 様々なスケール –

 

黄金比の話をしましたが、デザインをする上で、黄金比だけを使えばいいというものではありません。

そのほかにもたくさんのスケールがあり、それらを知った上で、選択肢の一つとして黄金比を活用することをお勧めします。

 

 

よく使われる代表例では、

黄金比の他に白銀比などがあり、こちらはみなさんがよく目にしている【A4サイズ】などのA版に白銀比が使われています。

 

その他、

16:9は、パソコンのモニターやフルHD、ワイドスクリーンTVなど。

3:2は、写真や印刷物などに多く使われています。

この記事を書いた人

小沢 博之webディレクター/アートディレクター

PA→カメラマン→グラフィックデザイナー→アパレルメーカーのプレスを経て現在。なぜか調理師免許と古物商の免許がある。

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