【ECサイト】とは?基礎知識をまるっと解説!

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序言

Amazonや楽天市場、ZOZOTOWN等、欲しいものがいつでも、どこでも注文できるネットショッピングは、誰もが一度は利用したことがありますよね。

本記事はそんなECサイト(ネットショップ)についてまとめた総合記事です。

本記事を基点として徐々に詳細記事を展開していき、ECサイトの基礎知識から実践的な導入に至る内容まで、弊社のノウハウを交えながらご紹介していきます。

完成した記事を一通りお読みいただければ、ECサイトについての知見が深まること間違いなしです。

ECとはなにか?

「EC」と「ECサイト」の概念

「EC(イーシー)」とは「Electronic commerce(エレクトリックコマース)」の頭文字をとった略語で、日本語では「電子商取引」と訳します。「ネットショップ」や「Eコマース」とも呼ばれデバイスを用いてインターネット上で商品を販売することができます。ユーザーはインターネットからECサイトにアクセスし、欲しい商品をカートに入れて注文することで購入できます。この一連のシステムの総称を「EC」と定義しています。

「ECサイト」はECのシステムを組み込んだサイトの総称です。

ECサイトの歴史

ECサイトの起源としては諸説ありますが、1994年にAmazonがサイトとして本格的に運用を開始したのが始まりとされています。日本では1997年に楽天市場がECサイトとして市場に初めてオープンしました。その後もインターネットの普及に伴って急速に拡大していき、現在では物販業界の重要な市場として発展、我々の生活に欠かせないものとなっています。

ECサイトは何のために作る?

ECサイトは企業の「利益を得るため」に作る

◆ECサイト運営を検討する主な動機

・売りたいものがあるが実店舗を持っておらず、販売手段を探している。

・実店舗を既に持っているがさらに販路を拡げたい。

・自社のコーポレートサイトとは別に、ECサイトを立ち上げることになった。

◆各サイトの役割

・ブランディングサイト → ブランドイメージの浸透、価値を演出することにより購買意欲の促進

・コーポレートサイト → 企業の周知、会社の説明、お問合せの窓口 

・ECサイト →  売上をアップさせ利益を上げる

ECサイトは企業の売上をアップさせ利益を上げるために作ります。直接的に「どうしたらもっと売れるのか」を追求していくことになります。ブランディングから一歩踏み込み、競合サイトの分析を行い、WEB広告で集客を図り、サイト自体のUIの改善や商品写真の魅力度の向上、決済システムの利便性向上など直接的な要素を突き詰めていく作業となります。

ECサイトの仕組みは?

ECサイトの仕組みは単純で基本的な流れは下記です。

①商品の画像をサイトに掲載する
②決済してもらう
③商品を配送する

シンプルがゆえに、ステップごとに売上向上のための綿密な戦略が必要になります。

また、商品管理や仕入れ管理などの手間がかかる機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア「SaaS」を提供する各社が乱立し、競って開発競争を行なっています。そのため、世にある著名なカートシステムは「SaaS技術」が優れているとも言えます。

 

ECサイトの構築方法

ECサイトは二つの構築方法に分けられ、それぞれメリットとデメリットがあります。

モール型

◆モール型ECの例

Amazon

楽天市場

YAHOOショッピング

ECモールに出店料を支払い、自分のネットショップを設置して運営する方法です。

例えるなら、大型の商業施設(ショッピングモール)や商店街の中にテナント代を支払って店舗を出店するイメージですね。

メリット

すでに集客力があるモールに設営することで自分で設定や対策をする必要がなく、設営費を安く抑えられるのが特徴です。「モール」=「人が集まる商店街」ですから出店するだけで様々な客層の目に留まり、自然と集客につなげることができるというわけです。

デメリット

競合数が多いため、顧客が分散してしまい一定の集客以上は見込めなかったり、企業のオリジナリティやブランドイメージを押し出した展開が難しいという点が挙げられます。また、テナントなので月額使用料などの維持コストが発生する点も注意が必要です。

 

自社サイト型

◆自社サイト型ECの例

ユニクロ公式オンラインストア

Nike.com

独自ドメインを取得して、自社専用の店舗をネット上に開設する方法です。

例えるなら、自分で購入した土地に自力で建物を建ててお店を開店するイメージですね。

メリット

手数料や維持コストがかからないので利益率が高いです。「ショップのブランディングができる」、「リピート率の向上を図りやすい」という面もあります。自社サイトに来る客層はすでに商品を知っていて訪れるケースも多いため購買意欲の高い客層が多いです。サイトの自由度が高く自社のブランディングを存分にアピールできる自社サイトは継続性、リピート率も高くなる傾向があります。

デメリット

自力で集客しなければならず、成果が出るまでに時間がかかります。どれだけ商品が良くても人の目に触れなければ存在しないのと同じなので、開設初期は集客率向上のために大きなコストと労力をかけた積極的な販売活動が求められます。

 

EC業界の動向、将来性

近年のEC市場規模の推移は年々増加傾向

図1.近年のBtoCのEC市場規模の推移

引用元:経済産業省(電子商取引に関する市場調査)

ECサイト市場はインターネットが普及するにつれ、凄まじいスピードで発展してきた経緯があります。その勢いは2019年時点でも変わらずで9年連続で拡大傾向にあり、成長率も年々増加しています。

予測されるEC市場の将来

図2.スマホ経由で見た時の市場規模

引用元:『令和元年度 内外一体の経済成長戦略にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)』 経済産業省 商務情報政策局 情報経済課

スマートフォン経由の消費者が増加しているのが読みとれます。SNSの連携によるインフルエンサー等の新たな販促経路の確立により、若者を中心にスマホ経由でのEC利用が増えてきていると推察されます。

上記の動向から見てもEC市場の将来は明るいと言えるでしょう。コロナ禍で消費者の購買経路の変化によるEC利用金額の増加も顕著なため(脚注1)、EC市場はこのご時世さらに追い風です。SNSとの連携による新規販促経路のノウハウも定着しつつあるため、コロナ禍が終わった近い将来も市場は拡大し続けることが予想されます。

結言

まとめ

ECサイトをはじめとしたEC活用のノウハウは現代の販売戦略にとって有用な技術と言えます。もはや現代人の生活に結びついている基盤システムとも言えるので、ECの活用は利益を追求する企業戦略上では重要な要素になるでしょう。

今後もECをテーマにシリーズ化して記事を展開していくので引き続きご覧いただければ幸いです。

レジットでは豊富なノウハウをもとにECサイト制作の実績が数多くあります。この記事を読んでいただきECサイトの構築をご検討の方は是非レジットまでお問い合わせください。

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脚注

※1. ECのミカタ 若年層でEC利用の増加が顕著に、コロナ禍のEC消費・行動変容に関する調査で   

ECのミカタ編集部 https://ecnomikata.com/ecnews/32198/

この記事を書いた人

だいちゃんdaichan

コーダー。趣味は音楽、旅行、DIY、ゲーム。

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