LP改善の事例3選|約4年でCPAが10万円超から1.2万円になったケースほか

WEB制作

レジットが関わったLP改善では、法人向けマーケティングツールのLPを2020年10月から2024年9月まで段階的に改修し、CPA(1件の成果を得るのにかかった広告費)が10万円超から2.2万円、さらに1.2万円まで下がりました。それぞれの時期や改修の回数は社内の記録に残っていませんが、約4年にわたって段階的に改修を続けたケースです。

LP改善の事例は「◯◯を変えたらCVRが◯%上がった」という一度きりの施策の話になりがちです。ここでは、私たちが関わった3つの事例を「状況・行ったこと・結果」の同じ型で紹介し(期間は記録で分かるものだけ記載)、他社の事例を自社に当てはめるときに確かめたいことまでまとめます。お客様の社名や商材名は伏せ、数字はレジットの社内記録のとおりに記載しています。以下で「記録」と書くのは、この社内記録のことです。

LP改善の事例3選|結果の早見表

事例1は段階的なLPの改修を続けたケース、事例2と事例3は広告やサイトの取り組みと組み合わせたケースです。事例3はLPの改修ではなく、広告と導線を含むサイト全体の事例です。

事例 見た指標 結果 期間・前提
法人向けツールのLP CPA 10万円超→1.2万円 2020年10月〜2024年9月
資格試験の講座 講座売上 前年比200%超、翌年さらに150%超 比較期間の記載なし
法人向けツールの資料請求 資料請求の件数 月平均2件→7件 比較期間の記載なし

事例2と事例3は、記録に比較の期間が書かれていないため、期間は記載していません。事例2の「翌年さらに150%超」と事例3の回遊率「170%アップ」は、どの数字を基準にした値かを記録から判断できないため、表記のまま載せています。

それぞれの事例で、どんな状況から何を行ったのかを順に紹介します。

事例1 法人向けマーケティングツールのLP|CPAが10万円超から1.2万円に

2020年10月から2024年9月までの段階的な改修で、CPAは10万円超から2.2万円、さらに1.2万円まで下がりました。

状況

法人向けマーケティングツールのLPです。改修を始める前は、成果1件あたりの費用(CPA)が10万円を超えていました。

行ったこと

LPの改修を一度で終わらせず、2020年10月から2024年9月にかけて段階的に行いました。個々の改修の中身は、この記事では扱いません。

なお、レジットが改善を進めるときは、公開後のデータからお客様の行動を分析し、課題が見えた箇所を直す、という考え方をとっています。

結果

CPAは10万円超から2.2万円に下がり、さらに1.2万円まで下がりました。それぞれに下がった時期や、同じ期間に広告運用の変更があったかどうかは、記録に残っていません。

この事例から言えること

CPAは一度の改修で目標に届くとは限りません。Web広告では、どの制作会社がどれだけ予算をかけても、最初から獲得単価の目標を達成するのは簡単ではないと私たちは考えています。改善を続ける前提で予算と期間を見込んでおくと、途中で「効果が無い」と判断を急がずに済みます。

事例2 資格試験向けオンライン講座|講座売上が前年比200%超

広告媒体の選定とLPの随時改善を組み合わせ、講座売上は前年比200%超、翌年はさらに150%超に伸びました(記録の表記のまま)。

状況

資格試験向けのオンライン講座の集客です。受験者は毎年3〜4千人程度と市場が小さいうえに、競合の講座が多い条件でした。レジットはLPの制作から担当しています。

行ったこと

最初に市場を調べ、広告媒体にGoogle検索広告とFacebook広告を選びました。運用を始めてからは、LPに来た人の行動を分析してLPを随時改善し、広告文やバナーも短いサイクルで修正しています。

結果

講座売上は前年比200%超となり、翌年はさらに150%超に伸びました(記録の表記のまま)。受験者の6割以上が、この講座を受講しました。

この事例から言えること

LPだけを直しても、広告で連れてくる人がずれていれば成果は伸びません。この事例では、媒体の選定、広告文、LPを一体で見直したことが、小さな市場で受講者を集められた理由だと考えています。

事例3 法人向けツールの資料請求|月平均2件から7件に

広告運用と並行して、資料請求フォームへの導線設計、コンテンツの追加、サイト内部の対策に取り組み、資料請求は月平均2件から7件に増えました。LPの改修ではなく、サイト全体の施策を含む事例です。

状況

販売価格240万円の法人向けツールで、認知度が低く、ニーズを持つ企業も限られていました。

行ったこと

Google検索広告とMicrosoft広告の運用と同時に、資料請求フォームへの導線を設計し、サイトにコンテンツを追加しました。広告と並行して、検索エンジン向けのサイト内部の対策も行っています。

結果

資料請求は月平均2件から7件に増え、サイト内の回遊率は170%アップしました(記録の表記のまま。どちらも比較した期間と、回遊率の算出の基準は記録にありません)。

この事例から言えること

高額で検討に時間がかかる商材では、いきなり購入や商談を求めるより、資料請求のように一歩手前の行動を用意しておく方が反応を得やすいと私たちは考えています。導線を設計するときは、資料を求める人が迷わずフォームにたどり着けるかを確かめてください。

3つの事例から見える進め方

事例1では改修を段階的に続け、事例2と事例3では広告や導線にもあわせて手を入れていました。次の手順は、レジットが改善で大事にしている進め方です。事例で確かめられるものには、その事例を添えています。

  1. 市場を調べて、広告媒体や訴求を決める(事例2では市場調査から広告媒体を選定)
  2. 成果を測る指標を決める(事例1はCPA、事例2は売上、事例3は資料請求の件数)
  3. 公開後は、流入したユーザーの行動を分析して改善する(事例2)
  4. 改修を一度で終わらせず、段階的に続ける(事例1の約4年、事例2の随時改善)
  5. LPだけでなく、広告の媒体や広告文、サイトの導線もあわせて手を入れる(事例2・事例3)

1番目の分析は、LPを作る段階で済ませておきたい作業です。レジットでは、制作時に市場の分析、競合の調査、自社の強みを構成に反映し、公開後はデータからお客様の行動を分析して改善しています。改善の考え方を広告運用まで含めて知りたい場合は、LPOで成果を上げるための完全ガイドで詳しく扱っています。

他社のLP改善事例を読むときに確かめること

他社の事例は、結果の数字より先に「期間」「指標」「前提」を確かめると、自社に当てはめられるかを判断できます。

  • 改善にかかった期間はどれくらいか(1回の施策か、数か月から数年の積み重ねか)
  • どの指標の変化か(CVR、CPA、売上、件数のどれか)
  • 改善前の数字はいくつだったか(「2倍」は元の数字が小さいほど出やすい)
  • 同じ時期に、広告の予算や媒体、価格なども変えていないか
  • 商材の価格帯や、法人向けか個人向けかが自社と近いか
  • 何件のデータで判断したか(件数が少ないと偶然の差を拾いやすい)

たとえば「CVRが2倍」という事例でも、広告の配信先を同時に変えていれば、LPの改修だけの効果とは言えません。条件が自社と大きく違う事例は、施策のアイデアとして参考にとどめ、数字の伸びまで期待しない方が安全です。

自社でLP改善を始める手順

自社で改善を始めるなら、指標を決め、現状の数字を記録してから、1か所ずつ直していきます。

  1. 成果を測る指標を1つ決める(広告で集客しているならCPAが基本)
  2. 現状の数字と、流入元ごとの内訳を記録する
  3. 離脱が多い箇所を見つける(最初の画面で離れているのか、申し込みフォームで離れているのか)
  4. 直す箇所を1つに絞り、変えたことと日付を記録する
  5. 一定の件数が集まるまで待ってから、結果を比べる
  6. 結果が出たら、次に直す箇所を決める

LPを作り直す前に、そもそも誰に何を伝えるLPなのかがぶれていないかも確かめてください。目的やターゲットの整理には、LP制作の要件定義のテンプレートが使えます。

よくある質問

LP改善の事例について、よくいただく質問にお答えします。

LP改善の効果が出るまで、どれくらいかかりますか?

改善の内容と、集まるデータの量によって変わります。この記事の事例1は、2020年10月から2024年9月まで約4年にわたって段階的に改修を続けたケースで、何か月目に効果が出たかは記録に残っていません。1回の改修で判断せず、続ける前提で計画するのがおすすめです。

LPの制作費と改善費は、どう配分すればいいですか?

制作費だけに予算を使い切らず、公開後の改善にも予算を残しておくと、成果を伸ばす余地が生まれます。制作費と改善費の配分による収支の違いは、LP制作の費用相場でシミュレーションを紹介しています。

CVRとCPAは、どちらを見ればいいですか?

広告で集客しているなら、CPAを主な指標にするのが基本です。CVR(LPに来た人のうち成果に至った割合)が上がっても、広告費が増えていればCPAは改善しないことがあるからです。

まとめ

事例1では段階的な改修を約4年続けてCPAが10万円超から1.2万円まで下がり、事例2と事例3では広告や導線とあわせて手を入れて成果が伸びていました。他社の事例は、期間・指標・前提を確かめてから参考にしてください。

自社のLPで最初にやることは、指標を1つ決めて、今の数字を記録することです。どこから手をつければよいか迷う場合や、広告とあわせて改善を任せたい場合は、レジットのLP制作サービスをご覧いただくか、レジットへのお問い合わせからご相談ください。

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