楽天のF2転換率|2回目の購入を同じ条件で比較する集計方法

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楽天のF2転換率|2回目の購入を同じ条件で比較する集計方法

楽天のリピート施策は、初回購入者のうち何人が2回目の購入へ進んだかを、同じ観測期間で比べるところから始めます。今月のリピーター売上が増えても、先月獲得した新規客が戻ったとは限りません。本記事では、F2転換率の集計条件と、結果を商品ページの改善へつなぐ手順を整理します。

F2転換率は「誰が、いつまでに戻ったか」で定義する

F2転換率は、当該店舗の初回購入者のうち、同じ店舗で2回目の購入に至った人の割合です。集計する際は、初回購入の対象期間と、初回から何日以内の再購入を数えるかをセットで固定します。

ここで紹介するのは店舗内で比較するための分析設計です。楽天の公式指標やRMS画面の定義を示すものではありません。既存のレポートを使う場合は、その定義を確認してから同じ名称を使ってください。

たとえば、初回購入から60日以内の再購入を数えるなら、全員が60日を経過した集団で比較します。昨日初めて購入した人まで分母へ含めると、再購入する時間が足りない人と十分ある人が混ざります。

注文件数と人数を混ぜない集計表

分母も分子も購入者の人数で数えます。同じ人の複数注文を、複数人が戻ったように数えないことが集計の出発点です。

決める項目集計前に残す内容
初回購入者の定義どこまでの購入履歴を確認したか
対象期間初回購入が発生した期間
再購入の条件起点、期限、対象となる注文
再購入を数える範囲店舗全体か、同一商品に限るか
除外条件キャンセルや返品の扱い

履歴が途中からしかない場合、初めて記録された注文が、その人の本当の初回購入とは限りません。「取得できる履歴内で初回」と明記し、取得範囲が違う集団をそのまま比べないでください。

同じ購入者を識別できない資料しかない場合も、正確なF2転換率は計算できません。注文件数の増減を代用品にして、人数ベースの率と同じものとして扱うのは避けます。

架空の例で見る計算方法

計算は「期間内に2回目の購入へ進んだ人数÷対象となる初回購入者数×100」です。次は説明用の架空の数値で、楽天市場やレジットの実績ではありません。

ある集団の初回購入者が200人、その全員について初回購入から60日間を観測し、40人が2回目の購入へ進んだ場合、60日以内のF2転換率は20%です。

一方、別の集団を初回購入から30日しか見ていないなら、その率と直接比較して施策の優劣を決められません。比較時は、観測日数だけでなく初回商品や販売時期もそろえるか、違いを併記します。

初回商品ごとに分け、ページの不足を探す

次の購入が必要になる理由は、商品ごとに異なります。補充する商品、別の商品を買い足す商品、贈答の機会に購入する商品を分けると、ページで補うべき説明を考えやすくなります。

初回商品の性質ページで確かめること
使い切って補充する内容量、使用量、補充商品の探し方
周辺商品を買い足す対応商品、互換性、組み合わせ
贈答の機会に買う用途、包装、配送時期の案内

この表は編集部の点検案です。再購入率が低いという結果だけで、説明不足が原因と決めることはできません。購入後の問い合わせや公開ページの案内と合わせ、仮説を絞ります。

楽天の公式公開資料では、R-Karteで売上やアクセス、転換率などの分析情報を提供すると説明しています。ただし、本記事の条件どおりのF2集計が、そのまま特定画面で取得できることまでは確認していません。利用可能な項目と定義を先に確認してください。

最初に確認するチェックリスト

率を出す前に、人数・観測期間・対象注文の条件をそろえます。一つでも未確定なら、その条件を決めてから集計してください。

  • 初回購入を判定する履歴の範囲を残したか
  • 全員について同じ日数を観測できているか
  • 分母と分子を購入者の人数でそろえたか
  • キャンセルや返品の扱いを決めたか
  • 初回商品や季節の違いを確認したか
  • 売上ベースの再購入と利益の評価を混同していないか

まず一つの商品群で、次の商品まで迷わず進めるか確かめる

全店舗を一度に分析する前に、一つの商品群で集計条件を決め、初回商品から補充・関連商品までの導線を点検してみてください。率の変化だけでなく、どの説明を直したかも残すと、次の改善判断に使えます。

楽天の商品ページや関連商品への導線を見直したい場合は、レジットのECサイト制作をご覧ください。制作の相談には、公開商品URLと、購入前後に迷われている点を添えていただけます。購入者の個人情報やRMSの非公開データを問い合わせ本文へ記載する必要はありません。

参考・出典

楽天の分析機能とデータの取り扱いを確認した資料です。計算例と点検表は編集部の提案です。

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